こんにちは!ジャンラボです!
今回は学会・研究会の参加報告記事です!
10月26日~28日に幕張メッセで開催されました第22回日本中性子科学会年会に参加いたしました。
日本中性子科学会とは
日本中性子科学会は主に「中性子線」という量子ビームを用いた研究をする人たちが集まった学会です。
学会とは何かは以下の記事にございますので是非お読みください!(この記事は昨年の中性子科学会年会に参加した記事です!)
中性子線に関わるといっても様々関わり方があります。
例えば、とある物性物理の分野でその物性を調べるために中性子線を使うユーザーやたんぱく質や高分子など生体系・化学系として使用するユーザー、金属材料など工業的に使われやすいものに使用するユーザー、中性子実験のための理論を構築する人、または中性子源の装置を開発する装置開発者など、この学会に参加する人の分野は様々です。
しかし、中性子を用いるという点では共通の分野を持っているといえるでしょう。
日本中性子科学会年会参加までの流れ
8月末日 参加登録&アブストラクト提出
一般よりも学生は参加費が安く、学生にやさしい学会です!
アブストラクトはWordなどで提出ではなく、文字数制限のついた文章入力欄と使う図表のアップロードするタイプの提出方法でした。
画像は白黒でサイズの指定もありました。
大体A4の半分くらいの表示内容になりましたが、入力ミスで抜けていた箇所があったり、図が白黒だったので上手く映っていない部分があり、ちょっとミスの多いアブストラクトになってしましました。
10月中旬 発表用ポスター作成
10月の上旬にとある研究会でポスター発表があり、そこでの内容と大きく変化はなかったため、ポスターの作成にはそこまで時間がかかりませんでした。
それでも、自分が伝えたいことをしっかり相手に誘導できるように、図の位置や効果を何度も微調整したりしました。
年会当日
受付
なんと今回は幕張メッセでの大規模な開催でした。
幕張はとてもきれいな街で、実際に訪れた幕張メッセ国際展示場もとてもきれいで大きな場所でした。
一回で受付し、プログラム冊子とネームカードをいただいて入場しました。


ポスターセッションは27日の午後
26日は午前に基調講演、午後に受賞講演とJRR-3という東日本大震災から10年かけて復活した原子炉のシンポジウムが行われました。
27日の午前は一般公演を聴講し、午後14時からポスターセッションが行われました。

ポスターセッションは一回の3部屋を使って行われ、各一人一人のスペースにポスターを張って発表するという形式でした。

開始から1時間半はコアタイムということで、1時間半はポスターの前にいたのですが、たくさんの人が見に来て質問してくださり、結局1時間半議論しっぱなしでした(笑)
多くの人が私の研究の手法に対して「すごいよね」「面白いね」と言ってくださりほっとしました。
ただ、中には原理の部分が伝わりにくかったようで、説明の仕方と図のわかりやすさをもう少し改善すべきだなと反省しました。
なんだかんだ終了時間ぎりぎりまで議論させていただき、終了したところ嬉しいお知らせが!
なんとポスター賞を受賞いたしました!
研究での表彰ってどう喜んだらいいかわからないですけど、学会での受賞は初めてなのでとても嬉しかったです!
そして、ポスター賞受賞者にはその日の夜の懇親会に無料に招待され、そこで表彰を受けました。


このような賞をいただけたこと、貴重な機会をいただけたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
28日は午前中に装置担当者シンポジウムと一般公演を聴講し、午後帰宅いたしました。
最後に
この学会が開催されるにあたってたくさんの方々の協力があったと思います。
3年ぶりの対面での開催ということで、非常に盛り上がっていたように感じます。
特に主催であった日本中性子科学会の方々、共済の東京大学物性研究所の方々には深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
今後も日本の中性子の研究の発展を願っております。
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