三段跳とは?現役選手が教えます!

陸上競技記事

こんにちは!ジャンラボです!

今回は私が陸上競技で専門種目としている三段跳について、三段跳とはどんな陸上競技なのか、陸上の知らない方にもわかるよう説明していきたいと思います!

陸上競技をやっていない人はもちろん、陸上競技をやっている人でもあまりわからないという人は多いのではないでしょうか?
そんな方々が陸上競技の三段跳に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!

三段跳とは?

まずは三段跳って何ってところからですよね!
Wikipedia様からまずは引用させていただきます!

三段跳(さんだんとび)は、陸上競技の跳躍競技に属する種目で、ホップ・ステップ(スキップ)・ジャンプと三回跳び、その距離を競う競技。

引用:三段跳 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

これだけでは説明を省きすぎている気がしますが、要は「3歩でどれだけ遠くに跳べるか」を競う競技なのです!

じゃあそれの何が面白いの?って当然なりますよね(笑)

安心してください!ここから三段跳は奥が深くなります!

~ここが面白い!~ 三段跳の魅力

跳ぶ足には決まりがある!

三段跳はただ単に三歩で遠くに跳べばいいというものではありません!

「”ホップ” ”ステップ” ”ジャンプ”」で跳ぶ足は「”右” ”右” ”左”」 か 「”左” ”左” ”右”」でなければなりません!

つまりは踏切板(跳ぶスタート地点)で踏み切った足と次に跳ぶ足は同じということです。
けんけんをするイメージですね!

実はこのホップステップ間が一番三段跳選手にとっては難しい!

なぜなら、例えば”右” ”右”とホップステップを跳ぶとしたら、ステップは「すでにホップで右足使ってるからきつい!」「しかもホップ後は左足が前に出ているからすぐ右足前に出さなきゃ!」と大忙しなんです!!

それゆえ、この同じ足で跳ぶホップステップ間が三段跳びにおいてものすごく重要な要素なんです。(実際、大事な要素はもっとたくさんある)

三段跳はまるでギャンブル!?

もちろん、お金がかかったりはしません(笑)
でも競技者である私は「三段跳ってギャンブルみたい」と思います。(実際にギャンブルはしたことがない)

三段跳は 「”ホップ” ”ステップ” ”ジャンプ”」 の3歩で競う競技です。
つまり、その3歩が跳躍距離を決める要素なのです。

しかし、その3歩のうち、1歩でもミスをしたらどうでしょう。記録は大幅に落ちます!

実は三段跳にとってはこの ”ミス” がつきものなのです!
よく三段跳界隈では潰れると表現します!跳んだときにスッと前に進まず、グシャッとその場でつぶれるイメージです。

三段跳の試合を観戦してもらうとわかるのですが、少なからずどんな選手でも潰れる跳躍をしてしまう選手がいます。

三段跳は3回(決勝に残れば6回)の中で一番遠くへ跳んだ記録が順位へ反映します!
なので単純に考えれば「1本でも潰れずに遠くへ跳べればよくね」って思うわけです!(本当はそんな適当に跳んだりしてない)
なのでその1回を成功させるために挑戦しているのを「ギャンブル」と表現しました!

実際、 「”ホップ” ”ステップ” ”ジャンプ”」 すべてが完璧にいったことがある三段跳選手はあんまりいないのではないのかなと思います。
どんなに良い記録を跳んでも「あー、もっとステップ跳べてれば」とか「ジャンプ少し潰れたなー」とか考えたりしているのではないでしょうか。

三段跳は真面目な選手が多い!?

これはあくまで個人的な意見です。まるで自分が真面目だよとアピールしているみたいで恥ずかしいですが、、、

今まで、自分が所属してきた陸上競技部や大会等で仲良くなった三段跳仲間と話していて感じるのですが、その人たちが共通して言えることがありました!

「自信で考える力をもっている!」

三段跳は考えることが多いです。助走、踏切、ホップの高さ、ステップのタイミング、ジャンプの着地、、、、、あげたらきりないくらい!

それを一つ一つ理解したうえで、自分には何が足りないのか課題を見つける。そしてビデオなどで撮影して課題の改善に努める。というようにただ何となく練習していても面白くない競技なのです!

ゆえに、三段跳選手は自分の三段跳論をもっている方が多い気がします!

なので、他の三段跳選手と話をさせてもらったりすると、その方の考え方だったり、自分にとって新しい発見があったりしてすごく楽しいです!

三段跳選手は性格という部分でも魅力があるのだと思います!

【おまけ】三段跳の世界記録(男子)

三段跳の世界記録は男子では、1995年8月7日にイギリスのジョナサン・エドワードという方が樹立した「18m29cm」です!

18mという数字だけだと想像つかないかもしれませんが、よく渋谷のスクランブル交差点日本の電車の車両一両分の長さと例えます。

数字だけ聞くとあまり実感がわきませんが、人間がスクランブル交差点を3歩で渡っていると考えると、18m跳ぶってとんでもなくすごいですよね!

最後に

いかがでしたでしょうか!

陸上競技では三段跳はマイナーな競技ですが、少しでも興味を持ってくださったら嬉しいです!

今はこのご時世で、無顧客の試合がほとんどですが、ライブ配信などで観戦できたりしますので、ぜひ陸上競技を見てみてはいかがでしょうか?

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