5ヶ月間、何度も試合が中止になってわかったこと

陸上競技記事

5ヶ月間

私は今年(2021)の5月から、新型コロナウイルス、緊急事態宣言等の影響で、何度も試合の機会を奪われました。

例えば、5月に予定されていたインカレは、大学からの出場許可が出ず、試合の2日前に棄権することが決定しました。
この試合は私にとって、陸上選手の価値を高めるための重要な試合であったため、とてもショックな出来事でした。

他にも、8月に全日本インカレの標準記録を突破するため、2試合ほど記録会の出場を予定していましたが、緊急事態宣言と重なりすべて中止となりました。
そのため、全日本インカレに出場するための挑戦できないまま、秋シーズンに突入してしまいました。

10月、ようやく試合へ

今この記事を書いている次の日に5ヶ月ぶりの試合が控えています。

もちろん、緊急事態宣言も解除され、少しずつ記録会や大会に参加できることはうれしく思います。
試合の感覚も忘れかけているので、それを思い出そうとするだけで陸上の楽しさを再確認できています。

ただ、私はここで喜んではいけないと思いました。

5ヶ月間でわかったこと

5ヶ月間、試合が何度も中止になり、陸上選手としての価値を高める大切な舞台を奪われたことでわかったことがあります。

それは同じような経験を今後選手にさせてはいけないということです。

シーズン中にも関わらず、試合に出られないというのは、例えるなら、監獄に入れられて労働だけをしているのようなものです。

こんな苦しい期間を与えてしまっては、陸上の魅力を下げてしまい競技人口の減少につながってしまったり、試合というものの価値を忘れてしまうのではないでしょうか。

私はこの5ヶ月間を経験して、どんな状況下でも試合ができる環境を構築したいと思いました。

例えば、最近はいろんなものがインターネットを介してボタン一つで予約できるように、陸上競技における記録測定も手軽に行える形になったらおもしろいなと思いました。

あらかじめ専用の競技場があり、記録測定用の電工器具を備え、審判を派遣で雇いながら運営していく。

費用面はなにも考慮していませんので、今のところ現実性はゼロです。
しかも、陸上の醍醐味である多くの歓声や声援を無視してしまっている点はデメリットと言えるでしょう。

しかし、あらゆる状況下において、競技ができる柔軟性はこの考えの評価すべき点です。

今は物理学を学ぶ学生研究者兼、アマチュアアスリートですが、いつかこの課題を解決するために動ける人間になりたいと思っています。

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