こんにちは。ジャンラボです。
今回はシューズのレビュー記事を書こうかと思います。
私が普段愛用している同じメーカー「ASICS」の三段跳スパイクを紹介します。
TRIPLE JUMP PRO

私が大学2年から愛用し、大学4年の5月まですべての三段跳の試合で使っていました。
シューズの概要、使ってみた感想、こんな選手におすすめという内容を以下で紹介します。
TRIPLE JUMP PRO 詳細
重さ

28.5cmのものを使用していて、236.5gでした。
2年ほどの使用歴があると考えると、雨水などがしみ込んだ関係で若干重さが上がっている可能性はあります。
フィット感

私の足幅は比較的細めで、かなりぴったりフィットします。なので、足幅が大きい人は少し窮屈なフィット感になってしまうかもしれません。
重量が軽く余計な部分が少ないため、短距離スパイクまでとは言えませんが、それに近い感覚のフィット感があります。
ソールの厚さ

約10mmです。
ただ、靴の内部から正確に測れば15~18mmほどあるのかもしれません。あくまで10mmは表面上の長さです。
軽量化に特化しているため、ソール厚さは三段跳として最小限に抑えられたスパイクになっています。
ソールが薄く軽量な分、跳躍時に踵への衝撃は強くなってしまいますが、助走はその分しっかりと走れる仕様になっています。
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TRIPLE JUMP PROを履いてみた感想
約2年間、TRIPLE JUMP PRO を履いて三段跳の練習、試合をやってきました。
率直な感想を記します。
走りやすい!
なんといっても他の三段跳のスパイクに比べたら断然は走りやすいということを一番に感じます。
例えば、この後紹介するTRIPLE JUMP PRO3 やミズノのフィールドジオAJと比べてもソールの薄さが違うことから、助走のしやすさには定評があるでしょう。
私の場合は助走スピードにはある程度自信がある方の選手だったので、得意な助走をスパイクでもさらに生かす形の跳躍スタイルを確立させていました。
結果助走はかなり安定して走れていたと今では感じます。
逆にソールが薄い分、デメリットもあって、跳躍時にどうしても踵の衝撃が強くなってしまいます。
これは跳躍が踵で踏ん張れず、距離を伸ばせないことにつながってしまう場合もありますし、単純に踵の衝撃が強すぎて痛めてしまうといったケースもあるでしょう。
このスパイクにおいては助走をとるか、跳躍をとるかの案配が重要です。
走幅跳でも問題なく使える!
これも軽量化からくる理由ですが、走幅跳としてもTRIPLE JUMP PRO はそん色なく使えると思います。
まず、ルール的にも走幅跳はソールの厚さが20mm以下、三段跳は25mm以下と規定があるのですが、このTRIPLE JUMP PRO のソールの厚さは mmなので走り幅跳びでも問題なく使えます。
また、機能としても、走幅跳用とほとんど違いはなく、唯一違うとしたらソールの厚さからくる踵の傾斜でしょう。
ただ、この傾斜はあまり大きく角度がついているわけではなく、走幅跳用と三段跳用で大きく違いがあるわけではないので、私は三段跳用で走幅跳をやってもあまり変わらないと思います。
スパイクを2つそろえる必要がないので、荷物的にも金銭的にもメリットとなります。
ソールの薄さによる踵へのダメージ
デメリットの部分になってしましますが、ソールの薄さによる踵へのダメージが少しあるかなと思います。
さほど大きな問題ではありませんが、踵をよく怪我をする人には要注意です。
三段跳は跳躍で足を設置する際、足裏へ大きな負荷がかかります。
特に踵には大きな衝撃がいくため、踵を痛めやすい人にはあまり向かないスパイクです。
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TRIPLE JUMP PRO3

2022年 月から販売開始され、私は5月に購入し今現在も練習と試合で使用しています。
こちらも使用した率直な感想を述べましょう。
TRIPLE JUMP PRO3 詳細
重さ

28.5cmのサイズで250gでした。
約1年ほどの使用歴で、雨水や汗がしみ込んだ関係で少し新品の状態から重くなっているかもしれません。
フィット感

アッパーがメッシュサイズになったことによりひもなどを結んでいない状態でのフィット感はかなり良いと思います。
ただ、マジックテープの部分がかなり強力な締め付けで、フィットしすぎるあまり、履いていると足裏が痛く感じることもありました。
足形としてはある程度足幅の大きい人でも、マジックテープの締め付けでだいぶ補填はできると思います。
ソールの厚さ

外側の表面から測ると大体17~18mmくらいに見えます。
シューズ内部から正確に測ると22~25mmほどだと思います。
実際、製品情報だと、ソールの厚さは25mmとなっています。
現在の規定では三段跳でのスパイク規定は 踵の厚さ≦25mm となっていますので、ぎりぎりの厚さをもったスパイクです。
ソールが厚い分、三段跳においては踵を着いた時に衝撃を吸収し、踵を守ることができます。
三段跳は足を接地するときに強く衝撃を受けるので、ソールが厚ければ厚いほど衝撃に耐えやすいです。
ただ、ソールが厚い分重量が上がるので、他の三段跳びスパイクより重く感じるかもしれません。
TRIPLE JUMP PRO3を履いた感想
2021年の5月から約1年弱TRIPLE JUMP PRO3を使用しました。
率直な感想を書きます。
跳躍はしやすい
TRIPLE JUMP PRO3の特徴はやはり「ソールが厚いこと」が一つだと思います。
なので、跳躍で足を着くときにしっかりと踏ん張ることができる感覚があります。
踵を守れる
ソールが厚いので、ソールの薄いスパイクを履いた時より衝撃を和らげることができます。
私も踵は何度か痛めた経験がありましたが、TRIPLE JUMP PRO3を履いてからは踵を痛めたことはなかったです。
フィット感が強い
TRIPLE JUMP PRO3のもう一つの特徴として、「ミッドフットベルトの強い締め付けによるフィット感」が挙げられます。
人によっては締め付けが強すぎて窮屈に感じる人もいるかもしtㇾませんが、強い締め付けによりスパイクがずれたりせず、フィット感はとても安定しています。
靴ひもで強く調節する必要もあまりなく、ほとんどこのミッドフットベルトがシューズのフィット性を十分なものにしてくれます。
重量はやや重く感じる
少しデメリットの部分になりますが、やはり他の三段跳スパイクに比べて重量は重く感じます。
それが、助走の速さ、跳躍動作に直接関係してしまうかはわかりませんが、感覚としてその重さを強く感じてしまうかもしれません。
特に三段跳の動作で、足をスイングして跳ぶ際、そのスイングに遅れが生じてしまう恐れはあります。
自身の競技レベル、筋肉量、体の構造などから合う合わないを判断すると良いでしょう。
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PROとPRO3の向き不向き
どんな選手に向いてる?
TRIPLE JUMP PRO
- 助走を生かした跳躍をしたい選手
- これから三段跳を始める選手
- 踵へのダメージの不安がない選手
- 軽いスパイクの方が好きな選手
TRIPLE JUMP PRO3
- 跳躍力を生かした跳躍をしたい選手
- 踵へのダメージが不安でソールの厚さでカバーしたい選手
- ある程度の重量でも動きに遅れが生じないレベルの選手
- フィット感を重視したい選手
まとめ
実際にTRIPLE JUMP PROとTRIPLE JUMP PRO3を履いた人として、履いた感想、特徴(メリット・デメリット)、向き不向きをまとめました。
あくまで個人の意見ですので、参考程度にしていただけると幸いです。
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